教員一覧・業績一覧

教員紹介

教員名
荒木 奈美

■所属
札幌大学

■職名
教 授

■学位
修士(文学)(専修大学)

■専門分野
臨床教育学 日本近現代文学

■所属学会
日本臨床教育学会 北海道臨床教育学会 日本学校図書館学会

■学生へのメッセージ
私はここで本当に心許せる、年齢も立場も超えた仲間と言える学生たちに出会いました。人は「そのままの自分でいられる場所」や「心から信頼できる人」と出会うことで心が豊かになり、自分の中の多くの可能性に気づくことができます。大学って人が人として生きる上で大事な「生き直しの場」だと思う!

実績紹介

【~2024年3月】

■研究活動

▼著書・著作
・人が自分自身を「表現」することのエスノグラフィー その2 ──書かれた言葉が書き手を揺さぶる「逆働作用(レトロアクション)のダイナミズム」──札幌大学研究紀要 第6号 学系統合号 2024年3月 (単著) (研究ノート)
・人が自分自身を「表現」することのエスノグラフィー その1 ナラティブ、生成論、自己民族誌(オートエスノグラフィー──文学・文化人類学の知見を教育学に応用するために──札幌大学研究紀要 第5号 学系統合号 2023年9月(研究ノート)
・オンライン授業と臨床教育学 : 授業のなかにゆるく深くつながる対話の場をひらく (特集 「コロナ禍」の子どもの姿と臨床教育学 : 当事者の「声」や「life (生)」から読み解く)──北海道の臨床教育学 北海道臨床教育学会 巻: 10 2021年7月
・本音を出せない社会のなかで──わたしの「挑戦」的授業実践 教育 2020年12月 巻: 890
・『日本文学~「恋」という反体制―平安から現代まで―』(荒木奈美「大江健三郎作品における<女たち>」)札大生協出版 2013年(共著)
・『大学生の主体性を引き出す授業実践』(荒木奈美「自らの生き方を問い直す初年次教育—学生との『間接的対話』から、主体的な学びの意欲を引き出す—」)FDネットワーク“つばさ”プロジェクト2014年(共著)
・『リクール読本』(荒木奈美「文学教育と物語的自己同一性」)法政大学出版局 2016年
・『大学におけるアクティブ・ラーニングの現在:学生主体型授業実践集』(荒木奈美「04 臨床教育学入門 ・続・自らの生き方を問い直す大学教育:真の〈主体性〉を育てる教師のあり方」)ナカニシヤ出版 2016年(共著)

▼学術論文
・大学教育のなかの「開かれた学びあい(アクティヴ・ラーニング」をめぐるナラティヴ的探究⑵ -学生との家族をめぐる対話から見えてきた「新しい物語」- 札幌大学総論叢 第47号 2019年3月
・大学教育のなかの「開かれた学びあい(アクティヴ・ラーニング」をめぐるナラティヴ的探究(1) -表 現アートセラピー体験から得た、教師が学生と「対話的」に関わることの意味- 札幌大学総合研究 第11号 2019年3月
・「身体知」 を育む文学教育の可能性 試論 : 身体感覚を通して読む 江國香織 「デューク」 教材解釈の試み 札幌大学総合論叢 第45号 2018年3月
・授業の中で教師になるということ-臨床教育学入門2015-〈枠組み〉から逃れて気づいたこと 『北海道の臨床教育学』第6号 北海道臨床教育学会 2017年7月(単著)
・授業の中で教師になるということ-臨床教育学入門2013 「距離感」という言葉をめぐって-『札幌大学総合研究』第9号 2017年3月(単著)
・「教師が自分の実践をどう振り返るかー学び続ける教師の自己りフレクション方法について問う(下)自分の〈枠組み〉を壊し、他者と出会い直すために―」『札幌大学総合論叢』第43号 2017年3月
・「教師が自分の実践をどう振り返るかー学び続ける教師の自己りフレクション方法について問う(上)自分の〈枠組み〉を壊し、他者と出会い直すために―」『札幌大学総合論叢』第42号 2016年10月(単著)
・「札大型Co-op(コーオプ)教育_札幌大学キャリアデザインプログラムの方法と展開_」 『札幌大学総合研究』第8号 2016年3月(共著)
・「真の『主体性』を育てるアクティブ・ラーニングとは何か―学生主体の活動のなかで他者とかかわることの生産的意味と出会うー」 『札幌大学総合研究』第7号 2015年10月(単著)
・「よしもとばなな『スウィート・ヒアアフター』論 : わたしとあなたの「あいだ」をめぐって」『比較文化論叢』31 2015年3月(単著)
・「語りが見出すもう一つの物語-宮沢賢治『土神ときつね』をテクストとして」『札幌大学総合論叢』第38号 2014年10月(単著)
・「川上弘美『神様』『草上の昼食』論 —『くま』の生きづらさを通して見えてくるもの—」『ユリイカ』青土社 2013年9月号(単著)
・「臨床教育学に根ざした大学教育のために―学習者が主体的に学びと関わる授業実践記録」 『北海道の臨床教育学』第2号 北海道臨床教育学会  2013年7月(単著)
・「教師と生徒が教室で学びあう」体験の意義と可能性の考察 」『臨床教育学研究』1号日本臨床教育学会 2013年5月(単著)
・「学生の自己形成を促す授業改善に関する考察―『文学』を教材とした授業実践を手がかりとして―」 『札幌大学総合研究』第4号 2013年3月(単著)
・「大江健三郎『懐かしい年への手紙』論―ポール・リクール『物語的自己同一性』を手がかりとして―」  『札幌大学総合論叢』第35号 2013年3月(単著)
・「ポール・リクール『物語的自己同一性』に関するノート―『物語』を通して見えてくる『自己性』に関する考察―」 『札幌大学総合論叢』第34号 2012年10月(単著)
・「村上春樹『緑色の獣』論―<心の闇>と闘う『私』の物語 ―青年期教育において文学教材が果たす役割について考える③―」『比較文化論叢』27 2012年3月(単著)
・「志賀直哉『城の崎にて』論―『私』の気分に封印された物語 ―青年期教育において文学教材が果たす役割について考える②」『札幌大学総合論叢』第33号 2012年3月(単著)
・「よしもとばなな『キッチン』論―『私』の心に隠された物語 ―青年期教育において文学教材が果たす役割について考える①―」『札幌大学総合研究』第3号 2012年3月(単著)
・「川上弘美『神様』『草上の昼食』論 ―『くま』の生きづらさを通して見えてくるもの―」『札幌大学総合論叢』第32号 2011年10月(単著)
・「『メタ認知』能力を育てる文学教材の検討―『確かな学力』を育てるために国語科教育が果たすべき役割を改めて問う―」『比較文化論叢』26 2011年7月(単著)
・「『生徒を読みの主体にする』という<戦略>」『月刊国語教育』2011年1月号(単著)

▼学会発表等
・New Challenges for Teachers Seeking Freedom in Japan's "Feudal" Society, CRITICAL AUTOETHNOGRAPHY CONFERENCE(CAE) , 2023.9.28 (Melbourne, Australia)
・教師の「生きづらさ」とオートエスノグラフィー, 北海道臨床教育学会 , 2023.7.15
・授業の中で教師になるということー臨床教育学入門2016-2017 教師の「指導性」の意味を再発見する日本臨床教育学会第7回大会2017年10月
・読書活動を活性化する教員の育成を志向した教育実践報告 ~小学生と大学生の絵本交流活動を事例として~ 平成29年度日本学校図書館学会研究発表大会 2017年9月
・(共同研究発表)学校教育リフレクション部会からの提案-日々の実践の中で「学校」を問う- 北海道臨床教育学会第7回大会 2017年7月
・「『青年・学生の学習要求とその具体化をめぐって』分科会報告2『文学授業の中で見えてくる学生たちの現状と可能性』」大学評価学会第14回大会 2017年3月
・「文学教育の可能性を臨床教育学的観点から問い直す ―生き方に迷う若者と教師の対話が生み出す『意味』に着目して―」日本臨床教育学会第6回大会 2016年9月
・「アクティブラーニング再考 —モノ的問いからコト的問いへの転換のために— 北海道臨床教育学会第6回大会 2016年7月
・(共同研究発表)「反抗する者から傷つき・もがく生徒へー語りを通して教師の生き方を紡ぎあうー学校教育リフレクション部会」北海道臨床教育学会第6回大会 2016年7月
・「ナラティブ・アプローチを臨床教育にどう生かすか―文学授業のなかの教師と学生の対話を実例としてー」日本質的心理学会第5回大会 2015年10月
・(共同研究発表)「教育実践研究における ナラティブアプローチの可能性 ——語ること 聴くこと そこから生まれること—— 」日本臨床教育学会・北海道臨床教育学会第5回大会)合同開催) 2015年9月
・Reviewing the Roles of Teachers in Cooperative Education From a basic concept of the Career Design Program at Sapporo University,WACE 19th World Conference on cooperative&work-integrated education 2015.8
・「ナラティブ・アプローチの観点から 大学の授業を改革する —D.J.クランディニンの ナラティブ的探究を視座として—」日本教育工学会第31回大会 2015年9月
・「教師教育初年次段階における育成者の役割を再考する ー主体的に学びつづける教師を育てるためにー」日本教育工学会研究会 2015年7月
・「真の『主体性』を育む地域連携型PBL実践―研究の出発点となった実践例の報告ー」日本教育工学会研究会 2014年12月
・「一人ひとりの学びを保障する授業(その1)—授業の臨床教育学的研究の試み—」日本臨床教育学会第4回大会 2014年9月
・物語りに隠された私 ーよしもとばなな『キッチン』 作品解釈をめぐってー ポール・リクール「物語的自己同一性」がもたらす 二つの「自己同一性」からの考察 日本トランスパーソナル学会 第10回大会 2014年9月
・「教師と子どもの『距離感』に関する考察-授業実践記録の『省察』を通して-」日本臨床教育学会第3回大会 2013年9月
・「学生の主体的な学びを促す大学教育に関する実践報告—青年期後期の『心の揺らぎ』に着目した授業の批判的省察から—」日本教育工学会第29回大会 2013年9月
・「『学びの多様性』を保証する大学教育を目指して—札幌大学における実践—」北海道臨床教育学会第3回大会 2013年7月
・「大学教育における文学教材活用に関する考察-『物語的自己同一性』をキーワードとして―」日本パーソナリティ心理学会第21回大会2012年10月
・「青年期教育に文学をどう生かすか―ポール・リクール『物語的自己同一性』からの考察」日本臨床教育学会第2回大会 2012年9月
・「大学教育における 臨床教育学の可能性 ―文学教材を通して大学生の生き方と直に触れ合うということについて―」北海道臨床教育学会第2回大会 2012年7月
・「文学教材を通じて高め合う 教師と子どもの自己理解・他者理解」日本臨床教育学会2011年10月
・「川上弘美『神様』論のために」臨床文学研究会2011年9月
・「『メタ認知』能力を育てる文学教材の検討―PISAが求める『読解力』の再解釈を中心に―」全国大学国語教育学会2011年5月
・「語りが掘り起こす『心の闇』―森鷗外『舞姫』を題材として―」日本文学協会研究発表大会2010年7月
・「山田詠美『ひよこの眼』授業実践報告」日本文学協会国語教育部会例会2010年3月

▼その他の業績
[公的資金による研究活動]
・地域社会に公共性を涵養する教育実践の創造-生きづらさでつながる優しい社会をつくる (日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2022-2026 )研究代表者
・「ノンエリート大学」に学ぶ学生の「生き直し」をめぐる哲学的研究 (日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)2017-2019)研究代表者
・中高生世代と大学生世代がともに語りあう いばしょカフェ(子どもゆめ基金 独立行政法人国立青少年教育振興機構2019-2020) 研究代表者

・書評「主体的な学び」の原点を問うために『大学評価と「青年の発達保障」』大学評価学会・シリーズ「大学評価を考える」第7巻 『教育』教育科学研究会編集 かもがわ出版 2017年3月
・「第5回大会報告 課題研究Ⅴ『臨床教育の方法と概念』」『北海道の臨床教育』第5号 2016年7月
・「ノンエリートという『強み』を生かす」『教育』教育科学研究会編集 かもがわ出版 2015年11月
・「松本議生『文学の授業をつくる いのち、こころ、しあわせ』書評」『月刊国語教育』通巻360号2010年4月
・「子午線 夏期研究集会に参加して―きわめて個人的な印象記として―」『日本文学』No.58 2009年12月(単著)
・「やがて社会に出て行く高校生に『国語』を教えるということ」『日文協 国語教育』No.39 2009年11月(単著)

■社会活動

▼公的社会活動
・札幌市子ども・子育て会議委員臨時委員(2024年3月~)
・札幌市若者支援施設運営協議委員(2020年4月~)
・北海道臨床教育学会理事(2020年3月~)
・東京教師道場参加(2009年4月~2011年3月)
・平成17年度東京都教育研究員(2005年4月~2006年3月)

▼社会人活動
・東京都公立高等学校教員(1999年4月~2011年3月)

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